電車に乗ると眠くなるって言うよね。
でも、このウトウトってしてもOKなのかな?
私は眠くならない派だけど、ウトウトは別の原因があるかもしれないわ。
今回は、電車でウトウトしてしまう理由など紹介するわね!
電車の座席に座ると、なぜか眠気を感じてしまうことはありませんか?
SNS上でも「電車に乗るとどうしても眠くなる」「うっかり寝過ごしてしまった」という声がよく聞かれます。
電車で眠くなる理由とは?
電車に乗ると眠くなるのはなぜでしょうか?考えられる原因についてご説明します。
専門家の話によると、主に「身体の反応」「睡眠不足」「時間帯」といった3つの要因が関係しています。
- 身体の反応: 人間の体は、電車のように軽く揺れる場所にいると、感覚刺激によって眠気を誘発されることがあります。これは、赤ちゃんを寝かしつけるときに揺らすのと同じ原理です。揺れの種類によっては眠くなりやすい振動があるとされ、電車で眠くなる原因の一つです。
- 睡眠不足: 良質な睡眠が取れていない状態で電車に座ると、さらに眠気を感じやすくなります。特に昼食後は血糖値が上がり、眠気を感じやすい時間帯です。
- 時間帯: 人間の覚醒度は、正午から午後3時の間が最も低くなると言われており、この時間帯に電車で座っていると、眠くなる可能性が高くなります。
バスに乗ると眠くなる理由
バスに乗ると、いつも眠くなってしまいます。
乗る前は眠気を感じていなくても、乗車してしばらく経つと、自然と心地よい眠りに誘われてしまうことがよくあります。
疲れているのか、寝不足が原因だと思っていましたが、どうやら他にも原因があるようです。
1. 前庭感覚
前庭感覚とは、平衡感覚とも呼ばれ、体の傾きを感知しバランスを整える機能です。
この感覚が働くと、脳の覚醒に関与する上行性網様体賦活系という神経系統が反応します。
- 強く素早い揺れ:上行性網様体賦活系が活発になり、脳が覚醒します。
- ゆっくり単調な揺れ:上行性網様体賦活系の働きが弱まり、眠気を感じます。
バスや電車の揺れは、単調でゆっくりとしたものが多く、このため脳の覚醒が弱まり、自然と眠気が訪れるのです。
2. 1/fゆらぎ
「ゆらぎ」にはいくつかの種類があり、その中でも人間が最も心地よく感じるのが“1/fゆらぎ”です。
1/fゆらぎは、人間の神経細胞が発する生体信号のリズムと同じ周波数を持ち、非常に心地よいとされています。
1/fゆらぎは音や光、振動など、五感で感じる刺激の一種で、この刺激を受けることで、体が自然にリラックスし、心地よい状態になる効果があると言われています。
電車やバスの揺れがこの1/fゆらぎに近いため、乗っていると眠気が生じやすくなるのです。
3. 暖かさ
暖かい車内では、手足の皮膚表面にある血管が開いて体内の熱が放出されます。
この状態になると、体感温度は高く感じても、体自体は冷えてしまい、結果として眠気が誘発されます。
また、体が温められると、副交感神経が活発になり、体が休息モードに入るため、さらに眠気が強くなります。
電車で眠ることの影響
電車で座っている際にうとうとしてしまうことがありますが、そのまま仮眠を取るのはおすすめできません。
正しい睡眠の姿勢は、布団やベッドに横たわった状態であり、体をしっかりと休めるために重要です。
座ったまま眠ると、筋肉が緊張し続けるため、体に負担がかかり、痛みや体の硬直を引き起こすことがあります。
これは寝違えの原因の一つでもあり、体の仕組みを理解して予防することが大切です。
電車での眠気対策
電車に乗る際に眠気を防ぐ最も効果的な方法は、座らないことです。
立っている状態は体にとって自然で負担が少ないため、眠気を感じにくくなります。
もし立っていても眠くなる場合は、睡眠環境を改善し、眠りの質を高めることを考えましょう。
良い仮眠の取り方
仮眠を取ることは疲労回復に良いとされていますが、適切な時間と姿勢が重要です。
15分から20分程度の仮眠が理想的で、首の姿勢をサポートする道具を使って、良い姿勢で仮眠を取ることをおすすめします。
電車でのうとうとした仮眠でも、姿勢を工夫することで効果的に体と脳を休めることができます。
電車でウトウトする理由と対処法 まとめ
良質な睡眠を得るためには、姿勢が大切です。
電車での仮眠やデスクでの昼寝の際には、姿勢に注意し、生活環境を見直してみてください。
姿勢の専門家に相談することも一つの手段です。
最後までお読みいただきありがとうございました!