海で波が発生する理由って、なんだっけ?
小学生で習った気がするんだけど、思い出せないんだよね。
実は簡単な理由で波は発生してるらしいわ。
今回は、今さら聞けない波の疑問を解説するわね!
漁師や海でレジャーを楽しむ人にとって、波の高さは大きな関心事です。
天気予報では天候とともに波の高さの予測も報じられており、海に行く日の前日に確認する人も多いでしょう。
では、波はどのようにして生じるのでしょうか。
波の発生の仕組み
波の発生には「風」が大きく関与しています。
そのため、波の予測には風の情報が重要です。
波には主に「風浪」と「うねり」の2種類があります。
風浪は風によって直接生じる短く不規則な波で、うねりは遠くの海域からの風の影響を受けた丸く規則的な波です。
うねりは一見穏やかに見えますが、沿岸部に到達すると急に高波になることもあり、注意が必要です。
波の変化の予測方法
波の変化を予測するために、気象予報士は「数値波浪モデル」というコンピュータープログラムを使用します。
全球波浪モデルで遠方の波浪情報を収集し、沿岸波浪モデルで日本近海の詳細な予測を行います。
これらのモデルでは、風によって風浪が発生し、うねりとなって消滅するまでの過程を計算します。
波や海面は非常に複雑な構造を持つため、気象庁では1日に4回も計測を行っています。
他の波の種類
風浪やうねり以外にも、特定の条件下で発生する波や特定地域で見られる波には独自の名前が付けられています。
例えば、夏から秋にかけて台風が近づく前兆として、太平洋沿岸に現れる「土用波」があります。
これは晴天で風のない日でも高波が打ち寄せるのが特徴です。
波はどうしてできるの?おさらい
海岸に寄せては返す波には、小さな波もあれば大きな波もあります。
でも、波はなぜ生じるのでしょう?
波ができる主な原因
- 風浪: 風によって起こる波
- 引き波: 船の航行によって生じる波
- 津波: 地震によって発生する波
一般的な原因としては、風によって生じる波が最も多いです。
風浪
風がないときの海面は平らですが、風が吹き始めると細かいしわのような「さざ波」が立ちます。
このような波を「風浪」と呼びます。
風浪は風のエネルギーを受けながら、風と同じ方向に進みます。
風が強まると、風浪の高さも大きくなります。
うねり
風が止んでも波はすぐには消えず、ギザギザの形から丸みを帯びた「うねり」に変わります。
このうねりは、風がなくても遠くまで伝わります。
海岸に打ち寄せる波は、うねりが到達したものです。
砕波
うねりが海岸に近づくと、水深が浅くなるため、海水は前後に動き始めます。
このとき、波の高さ(波高)が大きくなり、波の峰が前につんのめって崩れます。
これを「砕波」と呼び、波は終わります。
風が全くない日も波は起こるの?
風が全くない日でも、海の波が消えることはありません。
これは波が非常に遠くまで伝わる性質を持っているためです。
岸辺で風が吹いていなくても、海上のどこかで必ず風が吹いています。
その風によって生じた波が、岸まで届くのです。
波が発生するのは風の影響 まとめ
気象会社の中には、海で働く人やサーファー向けに波の予測を専門としたサービスを提供しているところもあります。
海と深い関わりを持つ人々にとって、波の予測は非常に重要な情報源です。
最後までお読みいただきありがとうございました!