メルカリで買ったものを再度値段を上げて販売はOKかな?
フリマアプリでは日常的に見るけど。
転売自体はグレーゾーンと言えるかも。
今回は、メルカリの転売行為がなぜ問題になるのかなど紹介するわ!
メルカリなどのフリマアプリで不用品を売るのではなく、限定品などを購入して転売する人々は「転売ヤー」と呼ばれ、ネガティブなイメージが強いです。
しかし、転売行為は本当に問題なのでしょうか?また、違法なのでしょうか?
メルカリやヤフオクでの転売が犯罪に?
メルカリやヤフオクでの転売は違法ではなく、規制する法律もありません。
個人が自身の物や無料で手に入れた物を高値で売ることも問題ありません。
ただし、「業として行っている」場合は例外です。
例えば、2020年5月には、ファッションブランドの洋服を無許可で転売していた20代の男性が書類送検されています。
業(営業)とみなされる条件
多量の販売や継続的な転売を行っている場合は、営業とみなされる可能性があります。
この場合、中古品や新品でも、警察署から事前に古物商としての許可を得る必要があります。
メルカリでの転売は違法ではない
メルカリでの転売は、一般的には違法ではなく、禁止されている行為でもありません。
「転売」とは購入した商品を再販する行為であり、個人が不要になった物を売ることからビジネスとしての転売まで幅広く含まれます。
転売が違法となるケース
転売が違法となるのは特定の条件下です。
例えば、著作権や商標権を侵害する商品の販売、公序良俗に反する商品の販売、または法律で禁止されている商品の販売などです。
メルカリ転売の禁止行為
メルカリで転売が禁止されている行為は以下の通りです。
無在庫転売
出品者が商品を実際に保有せず、購入者からの注文後に仕入れる「無在庫転売」は禁止されています。
マネーロンダリング
メルカリでは、マネーロンダリングやテロ資金供与に関与する行為や取引が禁止されています。
例えば、一人で複数アカウントを使って自身が出品した商品を購入する行為や、架空の商品をクレジットカードで購入し現金化する行為が該当します。
商品の交換・半交換
メルカリでは、不当なバーター取引形式の転売が禁止されています。
具体的には、お互いの商品を値下げして購入しあう行為や、一方が商品の差額のみを支払い、お互いの商品を交換する行為です。
規約違反の商品を扱う
メルカリでは、禁止されている出品物を定めており、これらを意図的に出品した場合は「違反行為とみなす」としています。
例えば、電子チケット、偽ブランド品、盗品などが含まれます。
転売ヤーとは
近年、転売ブームが広がっており、「転売ヤー」と呼ばれる人々が限定品や生活必需品を高値で転売するケースが増えています。
これにより、消費者は通常価格よりも高い価格で商品を購入せざるを得ない状況が生じています。
メルカリで悪質転売と判断された場合のペナルティ
メルカリで悪質な転売行為が発覚した場合、アカウントの利用制限や法律による罰則が課される可能性があります。
具体的には、以下のペナルティが考えられます。
アカウントの利用制限
メルカリのルールを破ると、違反の内容に応じて利用制限が課されます。
制限の種類には、24時間程度の短期間のものから、無期限のアカウント停止までがあります。
法令による罰則
転売行為が著作権法、商標法、組織的犯罪処罰法、不正競争防止法などに違反する場合、罰則が科される可能性があります。
例えば、著作権侵害には10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が課されることがあります。
メルカリは個人なら転売もOK まとめ
メルカリでの転売行為について、その違法性や禁止行為について詳しく解説しました。
以下の点に留意して正しい取引を行いましょう。
- 無在庫転売、マネーロンダリング、商品の交換・半交換、禁止アイテムの転売は禁止されている
- 違法ではなくても悪質な転売行為はNG
- 違法行為に該当した場合はアカウントの利用制限がかかる可能性がある
最後までお読みいただきありがとうございました!