
エアコンって除湿と冷房のどちらが電気代が高いのかな?
ドライモードってお得なの?

実は除湿の方が電気代が高いらしいわ。
今回は、除湿23℃と冷房25℃のどちらの電気代が高いかを見ていきましょう!
暑くなってくるとエアコンの使用頻度が増えますが、節電のために「ドライ」モードを使っている人もいるかもしれません。
しかし、意外にも「ドライ」モードは「冷房」モードより電気代が高くなる場合があります。
除湿23℃と冷房25℃の電気代

エアコンで、除湿23℃と冷房25℃のどちらが電気代がかかるかと疑問に思ったことはありませんか?
実は、除湿23℃の方が電気代がかかります。
理由は以下の通りです。
冷房と除湿の違い
冷房は室内の温度を下げることが目的です(例えば、30℃から25℃に下げる)
一方、除湿は室温を大幅に下げて空気中の湿度を下げます。
例えば、30℃の空気を23℃まで冷やして水蒸気を水滴に変え、湿度を下げます。
その後、冷やしすぎた空気を再加熱して室温を23℃から25℃に戻します。
従って、設定温度が同じ場合でも、除湿の方が冷房よりも電気代が高くなるのです。
エアコンの機能ごとの電気代
エアコンには冷房機能と除湿機能がありますが、どちらを使うかで消費電力が異なります。
冷房は室温を下げることが主な目的で、除湿は湿度を下げることが目的です。
エアコンの消費電力を比較すると、以下のようになります。
使用状況によって電気代は変わりますが、消費電力の高い機能ほど電気代がかかります。
各機能の特性を理解して使い分けると良いでしょう。
エアコンの電気代を節約する方法
エアコンの電気代を節約するためには、以下の方法があります。
- フィルターの清掃:定期的にフィルターを掃除することで、冷房や暖房の効率を高め、電力消費を削減します。2週間に1回程度の掃除を目安にしましょう。
- カーテンで熱の出入りを防ぐ:カーテンを閉めることで冷気が逃げるのを防ぎます。断熱シートも効果的です。
- 室外機の周囲を整理する:室外機の周囲に物を置かないようにし、直射日光を避けるためにカバーを使用しましょう。
- 扇風機やサーキュレーターを併用する:エアコンと併用して空気を循環させることで、設定温度を高めにしても快適に過ごせます。
- 室内の温度を適温に保つ:冷房の設定温度を適切に保ち、冷やしすぎないようにしましょう。風量設定は自動にすると効率が良いです。
- 古いエアコンを買い替える:古いエアコンは省エネ効率が低いため、最新のエアコンに買い替えることで電気代を節約できます。
ドライモードの2つの方法

「ドライ」モードには2種類の方法があります。
再熱除湿
高湿度の空気を一旦冷却し、水滴を取り除いて乾燥させます。
しかし、このままだと室温も下がるため、再加熱して元の温度に戻します。
これにより、室温を下げずに湿度を調整できます。
弱冷房除湿
高湿度の空気を少しだけ冷却し、水滴を取り除いて乾燥させます。
この方法では、室温が若干下がります。
電気代の比較
電気代は、以下の順番で異なります。
東京電力によると、「弱冷房除湿」が最も経済的で、次いで「冷房」、そして最も電気代が高くなるのが「再熱除湿」です。
「弱冷房除湿」は「冷房」よりも少ない電力で動作するため、経済的です。
エアコンは除湿の方が電気代が高い まとめ
毎月のエアコンの電気代が気になる方は、電力会社のプランを見直すことも検討してみてください。
より安い料金プランに変更することで、毎月の電気代を節約できる可能性があります。
ただし、電力会社の選定は慎重に行いましょう。
「切り替え前の方がよかった」と後悔しないように、ポイントを押さえて選ぶことが重要です。
最後までお読みいただきありがとうございました!