4月14日はブラックチョコレートの日だね!
チョコだけにブラックが効いた日…かな?
韓国での記念日らしいわ。
今回は、4月14日がブラックチョコレートの日になった由来など紹介するわね!
4月14日を「ブラックチョコレートの日」として記念する背景には、特別な意味と由来があります。
この日は、株式会社明治によって制定されました。
4月14日はブラックチョコレートの日
明治は東京都中央区京橋に本社を構える企業で、乳製品や菓子類、その他の食品を製造・販売しています。
この記念日の選定には、2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーに続く特別な日として、韓国の「ブラックデー」の習慣に着想を得たものです。
2021年、株式会社明治は「明治ブラックチョコレート」の発売60周年を記念し、この日を黒を楽しむ日として設けることを提案しました。
この提案は、その年に日本記念日協会によって公認されました。
株式会社明治の歴史
株式会社明治の歴史は、1916年に東京菓子株式会社として設立されたことに始まります。
翌1917年には極東煉乳株式会社が設立され、これが明治乳業の前身となります。
2011年には社名を株式会社明治に変更し、「明日をもっとおいしく」というスローガンの下、事業を展開しています。
韓国のブラックデーとは
韓国では、4月14日が「ブラックデー」として定着しており、これはバレンタインデーとホワイトデーに続く習慣です。
元々は恋人がいない人々が自虐的な気持ちで黒い服を着て黒い食品を楽しむ日でしたが、現在では特に黒いソースのジャージャン麺を食べる文化として知られています。
この麺料理は、濃厚な味わいと香ばしい粉末ソースで知られ、韓国風ジャージャン麺の風味を再現しています。
元々中国で発祥したジャージャン麺は、各地で少しずつアレンジされ、独自の進化を遂げました。
中国と韓国の麺の違い
中国では甘辛い甜麺醤(テンメンジャン)を使うのに対し、韓国版ではカラメルが加わった黒味噌、春醤(チュンジャン)を使用し、その結果、韓国風のジャージャン麺は他の国のものと比べて一際濃い黒色のソースが特徴です。
文化や歴史を反映
このように、「ブラックチョコレートの日」は、単にチョコレートを楽しむ日というよりも、色々な文化や歴史的背景を反映し、異なる記念日や食文化と結びついていることがわかります。
そして、この記念日を通じて、明治株式会社は「明治ブラックチョコレート」の60周年を祝うとともに、消費者に黒い色の楽しみ方を再発見してもらう機会を提供しています。
ブラックチョコレートの歴史
カカオは、人類と非常に長い歴史を共有しています。
特に、エクアドルで紀元前3500年頃から、メキシコ湾岸では紀元前1500年頃からオルメカ文明によってカカオが利用され始めたことが知られています。
「カカオ」という言葉自体が、オルメカ人の使用していたミヘ=ソケ語に由来することが示されています。
カカオ豆は、マヤやアステカの時代には通貨としての価値も持っていました。
この貴重な豆を使った飲料は、「力を与える」とされ、王族や戦士などの特権階級に限られていました。
クリストファー・コロンブスが新大陸を訪れた際、カカオ豆と初めて出会い、その価値を見出しました。
後に、スペインのコンキスタドール、フェルナン・コルテスがアステカ帝国を訪れたとき、皇帝がカカオを基にした飲料を愛飲しているのを見て、その贅沢さに驚かされました。
スペインに伝わったチョコ
スペインに伝わった後、チョコレートは薬としてだけでなく滋養を目的としても飲まれるようになりました。
その後、チョコレートはスペインからヨーロッパ全土に広まり、特にイギリスでは「チョコレートハウス」と呼ばれる社交場が登場しました。
フランスでは、プラリネと呼ばれるお菓子が誕生し、チョコレートの魅力がさらに拡大しました。
カカオパウダーが発見される
19世紀には、チョコレートに関するいくつかの重要な発明がありました。
オランダでカカオパウダーの製造法が発見され、イギリスで初めて食べるチョコレートが開発されました。
また、パリでガナッシュが偶然に発明され、スイスでミルクチョコレートとなめらかな口どけのチョコレートが誕生しました。
これらの発明により、チョコレートは今日私たちが楽しむ形へと進化しました。
ブラックチョコレートの日は自虐の日? まとめ
この日は、2月14日のバレンタインデーと3月14日のホワイトデーに続く形で選ばれています。
特に、韓国における4月14日のブラックデーの慣習に着目しており、独身の人々が黒い服装で集い、黒色の食べ物や飲み物を楽しむことから、同様に「ブラック(黒)」をテーマにしたこの日が選ばれました。
最後までお読みいただきありがとうございました!