贈り物って何でも喜ばれると思ってたんだけど…。
実は贈ると失礼なプレゼントがあるみたいだね。
そうね。一種のタブーとされることもあるわ。
今回は、贈ると失礼なプレゼントなど紹介するわね!
プレゼントを選ぶ際には、文化的な意味合いや伝統的なタブーを考慮することが重要です。
時代の流れとともに変わる価値観もありますが、一部の人々にとって敏感なものも存在するため、注意が必要です。
贈り物で避けた方が良いもの
以下の例は、贈り物の選択に役立つかもしれません。
櫛(くし)
「苦しい」や「死」を連想させる可能性があり、不吉な贈り物とされがちです。
しかし、いざこざを「解きほぐす」というポジティブな意味もあります。
ハンカチ
古くは「手巾(てぎれ)」とも呼ばれ、「関係を断つ」と解釈されることがあります。
ただし、現代ではこれに関する意識は薄れています。
ただし、白いハンカチは故人に関連付けられることがあり、避けるべきです。
色とりどりのハンカチは安全な選択です。
刃物
包丁やハサミなどは「関係を切り離す」とされ、不適切と考えられることがあります。
しかし、これも時代と共に変わり、「新しい未来を切り開く」という良い意味で贈られることもあります。
お茶の贈り物
お茶は、慶事や弔事のどちらにも適しているとされます。
お茶は保存が効く上に実用的で、受け取る側にとっても便利です。
お祝い用の贈り物としては、華やかなパッケージや包装を選んで、明るく祝福の雰囲気を演出しましょう。
結婚祝いでタブーの贈り物
結婚のお祝いには、伝統的に「別れ」や「縁が切れる」と解釈されるアイテムを避ける傾向があります。
以下は、結婚の際に避けた方がよいギフトの例です。
刃物
「縁を切る」と連想されるため、避けるのが通例です。
ただし、現代では「新しい道を切り開く」とポジティブに捉える場合もあり、特にリクエストがあった場合には贈っても問題ありません。
陶器・ガラス製品
「割れる」という意味で「別れる」を連想させるため、伝統的に避けられています。
しかし、最近ではこの考え方は少しずつ変わってきています。
偶数のプレゼント
数が2で割り切れることから「2人が別れる」と解釈されることがあります。
ご祝儀を包む際には奇数の金額が一般的ですが、ご祝儀袋の水引はしばしば偶数であることがあります。
これは「両家が手を取り合う」ことを象徴していると解釈されます。
新築祝いや引越し祝いでタブーの贈り物
新築祝いや引越し祝いでは、「火事」を連想させるものがタブーとされています。
- 赤いもの – 炎を連想させるため、特に赤い花束や小物は避けた方が無難です。
- 火を使うアイテム – ライターや灰皿、キャンドルなどは避けるべきです。
また、壁に穴を開ける必要がある家具(鏡や時計、絵画など)は、リクエストがない限り贈るべきではありません。
上司や年上の方へのプレゼント
上司や年上の方へのプレゼント選びには注意が必要です。
「上から目線」を感じさせるアイテムは避けるべきです。
- 靴や靴下 – 「踏みつける」意味合いや「下に見ている」と解釈されることがあります。
- 筆記用具 – 「努力を促す」意味があるため、目上の人には不適切です。
- 腕時計・かばん・ベルト – これらも「もっと努力して」というメッセージを伝える可能性があり、目上の人への贈り物としては適していません。
入院中の方へのお見舞い
入院中の方へのお見舞いでは、以下のようなアイテムを避けるのが良いでしょう。
- 鉢植え – 「根付く」→「長患いする」に通じるため、適さないとされます。
- 椿・ケシ – 椿は「首から落ちる」、ケシは「散りやすい」という不吉なイメージがあります。
- シクラメン・菊 – 「死」「苦」に通じる、または「葬儀」を連想させるため、タブーとされます。
- 香りの強い花・赤い花 – 病院生活には不向きです。
- パジャマ – 特に年配の方には「長く寝る」に繋がるとして好まれないことがあります。
伝統的なタブーは、現代では徐々に変化しています。
しかし、贈り物を選ぶ際には、受け取る人の感覚や文化的背景を考慮することが重要です。
贈ると失礼なプレゼントは避けるのが基本 まとめ
伝統的なタブーに分類されるアイテムをプレゼントとして考えている場合、その選択の理由を事前に伝えることが大切です。
贈り物に関して不安がある様子が見られた場合、相手から別のリクエストを教えてもらえるかもしれません。
もちろん、相手から明確なリクエストがある場合は、それに応じて贈り物を選ぶことに問題はありません。
最後までお読みいただきありがとうございました!