
大根の葉って炒め物にすると美味しいよね。
でも、食べ過ぎると危険っていうのは本当かな?

何でも食べ過ぎは良くないけど、大根の葉はちゃんと理由があるわ。
今回は、大根の葉の食べ過ぎが危険と言われる理由など紹介するわね!
大多数の方は、大根の肉厚な部分を食用として利用する一方で、その葉の部分を廃棄してしまう傾向にあるかもしれません。
ただ、実は大根の葉部分には貴重な栄養素がぎっしりと詰まっており、これを美味しく頂く方法も存在します。
一方で、大根の葉を食べ過ぎることは避けるべきとも指摘されています。
今回は、大根の葉を過剰に食べることのリスク、一日に摂るべき適量、シュウ酸が減少するかどうかなど詳しくご紹介します!
大根の葉が持つリスクと注意点!食べ過ぎは禁物?

大根の葉には美容や健康に対する有益な栄養成分が豊富に含まれていますが、一方で摂りすぎには危険性があるとされています。
どういった危険性があるのか、気を付けるべき点を以下に述べます。
危険性①尿路結石を引き起こすシュウ酸
尿路結石は、体内でのシュウ酸濃度が上昇することが原因で発生します。
シュウ酸を多く含む食材の過剰摂取には注意が必要です。
ホウレン草を生で摂取した際、体内で吸収されたシュウ酸ナトリウムは尿路でカルシウムと結合し、結石を形成します。
大根の葉にもシュウ酸が含まれており、多量に摂取すると尿路結石のリスクが高まります。
特に妊婦は尿路結石になりやすいため注意が必要です。
大根の葉を食べる際には、適量を守り、しっかりと下処理を行いましょう。
危険性②ナトリウムの過剰摂取による健康リスク
大根の葉にはナトリウムが豊富に含まれており、その過剰摂取は様々な健康リスクを引き起こします。
・高血圧
・高カリウム血症
・胃がん
日常的に摂取する塩分からもナトリウムが取り入れられており、気づかないうちに過剰摂取になる可能性があります。
少量の摂り過ぎであれば尿として排出されますが、長期間の過剰摂取は上記のような症状を引き起こす可能性があります。
ただし、ナトリウムの含有量自体は微量であり、過度に心配する必要はありません。
危険性③残留農薬のリスク
大根の葉には残留農薬が含まれている可能性があり、これが人体に悪影響を及ぼすことがあります。
・腹痛
・嘔吐下痢
・呼吸困難
・アトピー性皮膚炎
・胎児や母乳への影響
畑での栽培過程で使用される農薬は、大根の根よりも葉の方に多く残留している可能性があります。
影響は直ちには現れませんが、妊娠中や授乳中の方は特に注意が必要です。
大根の葉を食べる際には、適切な下処理を行って農薬を落としましょう。
危険性④葉っぱのトゲトゲに注意
大根の葉にはトゲがあるため、洗う際に痛みを感じることがあります。
この際には以下の対策を試してみてください。
・塩水に浸してから洗う
大根の葉にトゲがあるのは新鮮な証拠であり、簡単な対策で痛みを避けることができます。
大根の葉を調理する際は試してみてください。
大根の葉の適量はどれくらい?

大根の葉を毎日どのくらい食べると適切かは明確に定められていませんが、大根の葉にはシュウ酸が含まれているため、摂取量には気をつける必要があります。
シュウ酸が多く含まれていても、通常の食事の範囲であれば、シュウ酸の過剰摂取にはなりにくいとされています。
大根の葉を炒めると、シュウ酸の渋みは抑えられますが、シュウ酸自体の量は大幅に減少しません。
シュウ酸を効果的に減らすためには、水に溶けやすい性質を利用して、大根の葉を茹でると良いでしょう。
茹でることにより、シュウ酸の量が減り、渋みも和らぐため、より食べやすくなります。
下茹でをしてから調理すると、食感も良く、味もまろやかになるため、一度試してみる価値があります。
大根の葉は食べ過ぎるとリスクが大きくなる まとめ
大根の葉に毒素が含まれているわけではないので、摂取すること自体は問題ありませんが、農薬の残留やシュウ酸の含有には注意が必要です。
適切な前処理を施すことで、これらのリスクを回避し、安心して食べることができます。
大根の葉を使用した豊富なレシピが存在するので、これを機会に栄養価の高い大根の葉を美味しく楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!