道路に良く「ひし形」のマークがあるけど。
あれって何の意味があるのかな?
私も不思議だったんだけど、知らない人は6割もいるそうよ?
今回は、道路のひし形の意味や無視するとどうなるのかなど紹介するわ!
道路の標識やマークなど、知ってるつもりでも意外と知らないものが多く、その中でもひし形の意味を知らない方は多いです。
今回は、道路のひし形のマークの意味や無視するとどうなるのかなどご紹介します!
道路の「ひし形」の意味は?
道路に白線で描かれた「ひし形」マークは、正式には「ダイヤマーク」と呼ばれていて、意味は「この先に横断歩道または自転車横断帯があります。」です。
このマークがある場合、近くに横断歩道があると知らせているため、仮に横断者がいた場合は、一時停止しないといけません。
つまり、ダイヤマークには、「横断歩道があることを知らせる」目的と、歩行者がいた場合には「速やかに停止すること」の2つの意味があるということです。
ひし形マークの意味を知らない人は6割以上
ひし形マークの意味ですが、実は知らない人が多いとされ、実際に、2020年に山梨県警が10~80歳の男女2600人を対象にしたアンケート調査では、6割を超える人が正しい意味を知りませんでした。
また、信号のない横断歩道で一時停止しない車も多いみたいで、2022年の一時停止率では、全国平均39.8%との結果も出ています。
ちなみに、マークの意味を知っているかどうか以前に、横断歩道で人が歩いている場合、一時停止をしないのは違反となるだけでなく、事故を起こす可能性もあり、とても危険な行為です。
全ての横断歩道にあるわけではない?
ひし形マークは、横断歩道の手前にあると書きましたが、実は全ての横断歩道や自転車横断帯にマークがあるわけではありません。
つまり、ひし形マークは、全ての横断歩道ではなく、信号機がなかったり、カーブの先にあって見通せなかったりする横断歩道にだけついているマークなんですね。
どちらにしても、ひし形マークがあった場合は、横断歩道が近くにある合図なので、減速をして、歩行者がいる場合は、速やかに停止するのを忘れないようにしてみてください。
ひし形マークへのドライバーの対処方法
ひし形マークがあった場合、道路交通法第38条第1項によると「車両等が横断歩道や自転車横断帯に接近するときは、横断歩道や自転車横断帯を渡ろうとしている歩行者や自転車がいないことが明らかな場合を除いて、その横断歩道等の直前で停止できるような速度で進行しなければならない」と書かれています。
なので、ひし形マークを見たら、ドライバーはすぐに一時停止できるスピードで走行する必要があるんですね。
また、歩行者や自転車が横断中、または横断しようとしている時は、横断歩道などの直前で一時停止して、通行を妨げないようとの規則もあります。
ひし形のマークの意味を知らない人が多いですが、知らないと大事故につながる恐れがあるため、まずは一時停止できる速度で走るようにしてください。
ひし形マークを無視するとどうなる?
ひし形マークは、近くに横断歩道があることを示してますが、もし仮に横断歩道を人が渡っているのに無視すれば「横断歩行者妨害」という罪になります。
ちなみに、違反すると下記のような罰金がかかるので、参考にしてみてください。
車両の種類 | 罰則の内容 |
大型車 | 12,000円の罰金 |
普通車 | 9,000円の罰金 |
二輪車 | 7,000円の罰金 |
原付車 | 6,000円の罰金 |
ちなみに、違反点数は、道路交通法施行令の別表第2で規定されており、今回の場合「2点」となります。
基本的には、横断歩道で優先されるのは「歩行者」なので、いくら急いでいても、横断歩道を渡る歩行者がいた場合は、一時停止を忘れないようにしてみてください。
道路のひし形は横断歩道があることを示している まとめ
それでは、道路のひし形の意味や、ひし形マークを見つけた時のドライバーの対処法、無視するとどんな違反になるのかなどご紹介してみました。
ひし形のマークがある時には、近くに横断歩道があることを示しているので、ドライバーは減速して、すぐに一時停止できるようにしないといけません。
ただ、マークの意味を知らない人が6割を超える現状もあり、もちろん罰則もあるので、横断歩道は歩行者が優先であることも忘れないようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!