傷を放置してるとかさぶたができて、痛痒いよね?
これって剥がしても良いのかな?
かさぶたを剥がすのはNGよ?
今回は、かさぶたが痒くても剥がしてはいけない理由など紹介するわ!
擦り傷や切り傷を放置していると自然にできる「かさぶた」
剥がさない方がいいと言われていますが、かゆくてつい触ってしまうこともありますよね。
中には「かゆくなったら剥がしても大丈夫」と思う人もいるでしょう。
かさぶたとは何か
かさぶたは医学用語で「痂皮(かひ)」と呼ばれます。
血液中の血球成分と、出血により生じる血液凝固因子が結合し、傷を覆うことで、浅い傷の回復過程で皮膚の表皮を完成させるための一段階を担います。
かさぶたやその周辺がかゆくなる理由
かさぶたができた直後は痛みを伴いますが、時間が経つと炎症が軽減し、痛みがかゆみに変わります。
これは皮膚の感覚受容器が刺激を受けているためです。
かゆみは、かさぶたが完成したことを知らせるサインです。
かさぶたがかゆい時に剥がしても良いのか
かさぶたがかゆいからといって剥がしてしまうのは避けるべきです。
剥がすと再出血や再び炎症が起こり、傷跡や細菌感染のリスクが高まります。
かさぶたのかゆみを和らげる方法
かゆみが我慢できない場合、かさぶたの上を軽く押すことで痛覚が刺激され、かゆみが和らぐことがあります。
かさぶたのかゆみは通常3〜4日間続きますので、剥がさないように注意しましょう。
剥がすと傷跡や感染の原因となる可能性があります。
傷の乾燥やかゆみが気になる時の対処法
保湿剤を使用する
傷が乾燥するとかさぶたが厚くなり、かゆみが増します。
保湿剤を使用して乾燥を防ぎましょう。
かゆみ止めが含まれた保湿剤も有効です。
創傷被覆材を使う
創傷被覆材(例: キズパワーパッド)は、傷を適度に保湿しながら治癒を促進します。
従来のガーゼとは異なり、創傷被覆材は痛みや出血を伴わず、湿潤環境を保つことで傷の治りを早めます。
かさぶたを作らない方法
かさぶたは傷を守りますが、できればかさぶたを作らずに治す方が痛みも少なく、きれいに治ります。
湿潤環境を保つ創傷被覆材を使用するのが効果的です。
ただし、適切な使用方法を守らないと細菌が繁殖するリスクがあるため、専用のバンソウコウを使用しましょう。
かゆくなったら「保湿クリームを使う」か「お湯でふやかして少しずつ削る」
かさぶたのかゆみは厄介な問題です。
治りかけの傷をかきむしると、再出血してしまうことがあります。
一般的な傷は、皮膚が再生するまでに1週間から10日ほどかかります。
この期間内にかさぶたを無理にはがすと、傷口が乾燥して回復が遅れます。
さらに、再生した皮膚まで剥がれてしまい、傷跡が残ることも少なくありません。
傷が完全に治っていない1週間以内は、特に慎重に扱う必要があります。
ただし、絶対にかさぶたを剥がしてはいけないと過度に神経質になる必要はありません。
必要以上にかさぶたが厚くなるのも良くありません。
かゆみが強い場合は、お湯に浸して柔らかくしてから少しずつ削ると良いでしょう。
かさぶたが痒いのは治りかけの合図 まとめ
かさぶたは止血を助け、傷を乾燥から守り、外部からの細菌の侵入を防ぎます。
自然に剥がれるまで触らないようにしましょう。
また、傷ができたときはしっかり洗浄して清潔を保つことが重要です。
適切なケアを行い、傷を早く治しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!