車のスタビリンクは左右同時交換が原則って言われてるよね?
でも、なぜ交換が必要なのかな?
ローリングって呼ばれる揺れの防止、スタビリンクが機能してないといけないんですって。
今回は、車のスタビリンクを左右同時に交換する理由など紹介するわ!
スタビリンク=正式名称スタビライザーリンクは、ローリングという揺れを防止するためについていますが、なぜ交換が必要なのでしょうか。
今回は、スタビリンクを左右同時に交換する理由などご紹介します!
スタビリンクを左右同時に交換する理由
車のスタビリンクは基本的には左右同時に交換するのが基本です。
また、スタビリンクの寿命も同じくらいなので、一方だけを交換しても、もう片方もすぐに交換する必要があります。
緊急時については、一方だけの交換でも問題ないですが、できるだけ早くもう一方の交換も行うようにしてください。
スタビリンクの交換費用は?
スタビリンクの交換費用は車種や地域、修理工場によって違いますが、一般的には部品代と工賃を合わると、1本あたり数千円から数万円程度が相場です。
なので、単純計算で倍の工賃がかかるので、左右同時に車屋に交換依頼した時の費用は、左右交換で1万8,000円前後です。
また、交換作業自体は割と簡単なので、DIYで交換することもできます。
ただ、車に詳しくない場合は専門の修理工場に依頼した方が安心で確実です。
とはいえ、ディーラーや整備工場での交換費用は、自分で部品を用意して交換する場合に比べて高くなる傾向がある点には注意してください。
車のスタビリンクが必要な理由
車のスタビリンクは、「ローリング」と呼ばれる揺れを防止するため、独立した左右のサスペンションにつけられている部品です。
ローリングとは、いわゆる左右にゆらゆらと動く揺れを指し、スタビライザーのねじれの力が、ローリングの力を打ち消す方向に働くことで揺れを防止しているんですね。
このポールジョイントの滑りを良くするのがグリース(人間でいう軟骨)で、グリースが飛び出ないようにとゴムが装着されています。
ゴムが劣化すると、グリースが染み出てしまい、ポールジョイントが外れてしまうので、そうならない前に、スタビリンクの交換が必要です。
スタビリンクの交換方法とポイント
スタビリンクの交換では、まずタイヤを外しておくとスムーズに作業に取り掛かれます。
交換方法と手順は、以下の通りです。
- リフトやジャッキなどで車両を上げ、対象のタイヤを外します。
- スタビライザーバーにつながっているスタビリンクを、スパナなどを使って取り外します。
- 新しいスタビリンクを取り付け、スタビライザーバーに接続します。
- 車輪を再度取り付け、車高を調整し、車体が水平になるように調整します。
スタビリンクの交換時のポイント
スタビライザーバーとスタビリンクを接続する時には、トルクレンチなどを使って締め付けトルクを確認する必要があります。
この時、スタビリンクの取り付け位置には注意し、左右を間違えないようにしましょう。
スタビリンクの交換時には、同時にブッシュ類も交換するのがポイントです。
スタビライザーを撤去しても車は走れるの?
スタビライザーを撤去しても車で走行は可能ですが、車両の安定性が低下するので、曲がる時に、車両の揺れや横揺れ、路面追従性などが悪くなってしまいます。
また、運転中に車両が不安定になる可能性もあるので、事故につながる恐れを考えると、撤去はおすすめできません。
車のスタビリンクは左右同時交換が基本の理由 まとめ
それでは、車のスタビリンクが左右同時交換が基本な理由、スタビリンクの交換方法や費用、スタビリンクの必要性などご紹介してみました。
スタビリンクは左右同時に摩耗することが多いので、同時交換が基本となりますが、片方だけしか摩耗してない場合は、片方だけの交換になることもあります。
スタビリンクは揺れを防止するためのもので、撤去しても走行は可能ですが、安全面から考えても揺れを感じたら、できるだけ早く交換するようにしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!