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芋たこなんきんってどういう意味があるの?語源や由来なども解説!

芋たこなんきんの意味 オールシーズン

昔NHKの朝ドラに「芋たこなんきん」があったんだって。

でもそもそも「芋たこなんきん」の意味は何だろ?

何でも江戸時代の女性の好物に関係してるらしいわ。

今回は、芋たこなんきんの意味や語源、由来など紹介するわね!

芋たこなんきんって聞いたことがありますか?

私は聞いたことがなかったんですが、実はその由来は江戸時代までさかのぼるそうです。

今回は、芋たこなんきんの意味や由来などご紹介します!

芋たこなんきんってどういう意味?

芋たこなんきんってあまり使われない言葉ですが、昔NHKの朝ドラのタイトルになったこともあり、どんな意味があるのかな?と思った方も多いと思います。

芋たこなんきんの意味は、芋(いも)・蛸(たこ)・南瓜(なんきん)を指しており、江戸時代の浮世草子の作者でもある井原西鶴の一節に【とかく女の好むもの 芝居 浄瑠璃 芋蛸南瓜】とあり、女性の好きな食べ物を示すことわざのようなものです。

同作では「芝居、浄瑠璃、芋、蛸、南瓜」とも書かれており、江戸時代の女性の好物を並べたものが「芋たこなんきん」の語源になります。

また、当時の落語でも「芝居、こんにゃく、芋、蛸、南瓜」と挙げられており、両者に共通する「芋たこなんきん」が語呂が良いとして、現代の料理や献立の名前に使われているみたいです。

「芋たこなんきん」には諸説あり

「芋たこなんきん」の語源に関しては諸説がありますが、上記の浮世草子や落語から生まれた言葉との説が有力です。

落語の枕でも「男の道楽といえばサンダラ煩悩、これは呑む(飲酒)打つ(博打)買う(女郎)と言って、お金が大変かかるものですが、女の道楽はしばい、こんにゃく、いも、たこ、なんきんと申しまして、これはすべて安いもの」とあるように、当時の女性は芋たこなんきん(南瓜)が好きだったみたいですね。

現代からしてみれば、芝居は高い料金がかかるものとされていますが、娯楽の少ない江戸時代には芝居などは大衆の娯楽の1つでした。

その後、芝居とこんにゃくの部分が省かれて、現代では「芋たこなんきん」の部分だけが残り、主に関西では料理人が遊び心として、料理名に使うことも多くなっています。

「芋たこなんきん」は朝ドラのタイトル?

「芋たこなんきん」は、藤原直美さん主演でNHKの朝ドラのタイトルにもなっています。

ただ、この「芋たこなんきん」のタイトルには深い意味はないようです。

作者というより脚本家の田辺聖子さんの半生と数々のエッセイ集をベースにしたものなので、特定の小説を参考にしたものではありません。

ちなみに、脚本家の田辺聖子さんは、こちらの「芋たこなんきん」のドラマについて、こんな風に語ってらっしゃいます。

「芋たこなんきん」は、エッセイなどを元に私の半生をドラマ化した作品。私自身、これまでに様々なエピソードをつづってきましたが、それを一つの物語にするという作業はなかなか大変なんじゃないかと思います。すごく想像力がいるでしょうし、エピソードとエピソードの間を埋めていくという意味で、創造力も必要でしょうね。

引用元:これが知りたかった!

かなり昔の朝ドラで、当時は白黒で放映されていたみたいですね。

ちょっとYOUTUBEで調べてみると、朝ドラのワーストとトップ10の両方にあるようで、人気のほどはよくわかりません。

芋たこなんきんは女性の好物だった まとめ

それでは「芋たこなんきん」の意味や由来、語源などご紹介してみました。

関西地方では、今でも「芋たこなんきん」と使うそうですが、ちょっとしゃれた感じで、いかにも江戸時代の遊び心も見えてくる言葉ですよね。

女性の好みって、もしかしたら時代を経てもあまり差はないのかもしれません。^^

最後までお読みいただきありがとうございました!