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子供同士の喧嘩はすぐに仲裁に入らない方が良いんだってね。
気持ちとしては、すぐにやめさせたいけど…。
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確かに親や保育士はそう思っちゃうわよね。
今回は、なぜ子供同士の喧嘩に仲裁に入ってはいけないのかを解説するわ!
子どもが「家」という安心した場所から外の世界へ足を踏み出し、友達と関わるようになると、子ども同士のケンカが発生することがあります。
親や周りの大人としては、すぐに介入したくなるものですが「まず様子を見守ること」が重要です。
子供同士の喧嘩はすぐ仲裁に入るのNG?
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子どもが友達と関わり始めるとき、どうしてもケンカが起こりがちです。
そうした場面に直面すると、親としてはすぐに解決しようと動いてしまいますが、すぐに仲裁に入るのはNGとされます。
1.まずは子ども自身に任せるのが大切
小学生になると、友達と過ごす時間が増え、それに伴ってトラブルやケンカも多くなってきます。
子どもがケンカをしていると聞けば、親としてはつい介入したくなりますが、その行動が子どもの成長を阻害することになりかねません。
子どもは、他者との意見の違いやトラブルを通じて、社会的スキルや人間関係の築き方を学んでいきます。
2.子どもの話に耳を傾けることが大事
とはいえ、すべてを子ども任せにするのではなく、親として導くことが重要です。
まずは子どもの言い分をしっかりと聞いてあげましょう。
ケンカをした直後の子どもは感情が高ぶっていることが多いため、親の共感や寄り添いが必要です。
話をするうちに、子どもも気持ちを整理し、冷静さを取り戻すことができるでしょう。
3.子どもが落ち着いたら、相手の気持ちを考えるよう促す
子どもが感情を落ち着けたら、次に進むステップとして、相手の立場に立って考えることを促しましょう。
ケンカの最中はどうしても自分中心になりがちですが、冷静になった状態で相手の気持ちを考えることで、トラブルの収束に繋がります。
「相手はどうしてそんな行動を取ったのかな?」といった質問を通じて、視点を変えさせてみましょう。
4.解決策を子ども自身で考えさせる
相手の気持ちを考えられるようになったら、次はどう解決するかを子どもに考えさせましょう。
自分で考えた解決策は、対人スキルの成長に繋がります。
保育士が子ども同士のケンカにどう対応しているか
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ケンカは社会性を育む場でもあります。
大人がすぐに仲裁に入ると、その機会を奪ってしまいます。
そのため、保育士としては、まず様子を見守り、両者の気持ちを受け止めることを大切にしています。
特に4~5歳になると、子ども同士で自分の気持ちを伝え合うことができる時期ですので、親もその成長を見守りながらサポートしていくことが重要です。
子どもの話をどこまで聞くべきか
2~3歳の子どもは、『おもちゃの貸し借り』などでケンカが起こりがちです。
保育士がそばにいて状況を把握しながら、両者の意見を聞いて解決策を伝えるようにしています。
4~5歳になると、子どもたちの世界が広がり、保育士がすべてを把握しているわけではなくなるため、話を聞きながら状況を判断し、『こうしたらよかったかもしれないね』と解決策を提案することもあります。
親にケンカの報告をどう伝えるか
一般的には、ケンカの相手を特定せずに、事実を伝えるようにしています。
ケンカを叱ってもらうのではなく、子どもの気持ちに寄り添った対応を家庭でもしてもらうことが大切です。
特に4~5歳の子どもは、自己形成が始まる時期なので、大人の目が届かないところで悩んでいることもあります。
家庭での様子が普段と違う場合は、保育士に伝えてもらえると助かります。
子供同士の喧嘩に対しての親や保育士の行動 まとめ
子どもがケンカをすると、「すぐに止めなきゃ!」と思うかもしれませんが、幼児期のケンカは社会性を育む重要な機会でもあります。
ただし、親が仲裁に入る必要がある場合は、一方的に叱るのではなく、双方の気持ちを理解し、互いに尊重し合えるようにサポートすることが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました!