寒くなると自販機で飲み物を買う機会も多いよね。
でも「あったか~い」と「あたたかい」ってなぜ分かれてるんだろ?
どっちの表記が多いかも知りたいわよね!
今回は、自販機の「あったか~い」と「あたたかい」が分かれてる理由など紹介するわ!
日本の自動販売機では、飲料の温度を示す表記に「あったか~い/つめた~い」という表現がよく用いられています。
これは、飲料の温かさや冷たさをより感情的、親しみやすい印象で伝えるための工夫です。
自販機で「あったか~い」と「あたたかい」のどっちが多い?
過去には、自動販売機の表記には「あたたかい/つめたい」といった様々なバリエーションがありましたが、現在では「あったか~い/つめた~い」の表記が主流となっています。
コカ・コーラの場合
コカ・コーラ ボトラーズジャパンの自動販売機では、2000年以降、この表記に統一されています。
この変更は、顧客に対して温度の違いをより親しみやすく伝えるために行われました。
キリンの場合
キリンビバレッジの自動販売機でも、「あったか~い/つめた~い」という表記が多く採用されており、その理由として、この表現が顧客に柔らかく親しみやすい印象を与えることが挙げられます。
こうした表記の変更は、自動販売機が顧客とのコミュニケーションツールとしての役割を果たすための一環と言えるでしょう。
親しみやすい表現を用いることで、飲料を手に取る際の心地よさや楽しさを提供しています。
サントリーの場合
サントリーグループの担当者によると、自動販売機の冷温表記に関しては、「あたたかい/つめたい」と「あったか~い/つめた~い」の二つのスタイルが一般的です。
この表記に関しては、日本自動販売システム機械工業会のガイドラインが基準とされ、各飲料メーカーがどの表記を使用するかを決定しています。
サントリーでは、現在どちらの表記を多く使用しているかの具体的なデータはないものの、一般的に自動販売機の表示部分は横長であり、スペースが確保されています。
このため、業界内では「文字数が多い方が分かりやすい」という意見があるといいます。
「あったか~い」に統一された理由
日本自動販売システム機械工業会(JVMA)によると、1990年代までは飲料メーカーごとに表記が異なっていたため、消費者にとってわかりにくい状況がありました。
さらに、サントリーとヤクルトによると、温冷表記は飲料メーカーが決めておらず、自動販売機のメーカーによるとのことです。
これにより、複数の表記が存在している理由が明らかになりました。
富士電機によると、1970年代から「あったか〜い/つめた〜い」という表記が使われていたことが確認されています。
このように、自動販売機の温冷表記は、時代と共に変化し、現在では「あったか〜い/つめた〜い」という表記が一般的に使われています。
アイコンだけの自販機も存在?
最近では、JR東日本の駅などに設置されている「acure」という自動販売機が注目されています。
この自販機は、従来の文字表記を使わずに、色つきのボタンやアイコンのみで温冷表記をしているのが特徴です。
この自販機では、大きなボタンに価格や温冷情報をデジタル表記で集約し、シールが剥がれるリスクを減らし、紙の使用も削減しています。
外国人にもわかりやすい工夫
この革新的なアプローチは、ボタンの面積に表示できる情報が限られていることや、日本語がわからない外国人利用者にも分かりやすくするために採用されました。
特にJRの駅内にある自販機は、新しいタイプのものが多く設置されており、このためアイコン表記の自販機が目に付きやすくなっています。
駅ナカの自販機は一般の街中の自販機と比べて利用者が多いため、耐用年数も短いのだそうです。
今後は、このようなアイコン表記の自販機がさらに普及するかもしれませんね。
自販機の「あったか~い」は今後増えていく? まとめ
自販機で飲み物を選ぶ時、どちらの表記が使われているかに注目してみてください。
恐らく、表記の違いによって、飲料を選ぶ際の感覚も変わるかもしれません。
次回はぜひ、この小さな違いに意識を向けてみてください。
きっと、自販機での飲料選びが新しい視点で楽しめるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました!