ガソリンと軽油の入れ間違いで起こる問題!音の違いではわからない? | トレトレの昨日の?を今日で解決!
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ガソリンと軽油の入れ間違いで起こる問題!音の違いではわからない?

ガソリンと軽油の入れ間違いで起こる問題とは? 雑学・地域

ガソリンと軽油って入れ間違いが多いらしいね。

でも、玄人が「音でわかるだろ?」って本当かな?

例え、玄人だとしても、音だけでわかるのは難しいみたいね。

今回は、ガソリンと軽油の入れ間違いで起こる問題など紹介するわ!

セルフサービスのガソリンスタンドは、従業員を必要としないため、ガソリンの価格を抑えられることがメリットです。

しかし、こうした環境では、特にガソリン車に誤って軽油を入れてしまうトラブルが起こり得ます。こうした場合の影響と対応策について解説します。

ガソリンと軽油の入れ間違いは良くある?

燃料の間違いは意外とよくある問題です。

日本全国で毎年一定数の燃料入れ間違い事故が発生しており、ガソリン車に軽油を入れる、またはその逆のケースが見られます。

なぜこのような間違いが起きるのか、一例として埼玉県のある金属加工会社の幹部がその経験を語っています。

この会社の場合、社用車として使われるマツダの「ボンゴ」はガソリンエンジン搭載型で、外見上ディーゼルエンジン搭載型と区別がつかないため、協力会社の社員や新入社員が間違えたとのこと。

音の違いでわかるのは難しい?

工場や現場作業用の車両は「ディーゼルだろう」という固定観念が強く、結果的に燃料の種類を確認しない人が多いため、ガソリン車だと伝えないとトラブルが起きやすいと言います。

ガソリン車に軽油を入れると、しばらくは動きますが、最終的にはエンジンの出力が下がり、燃料を抜き取るだけでは不十分で、本格的な修理が必要になります。

この会社では、新人が間違えて給油した際に、約22万円の修理費を会社が負担したそうです。

このようなトラブルを避けるため、同社では給油口の近くや運転席の目立つ場所に「このクルマはガソリン車である」というラベルを貼ることを検討しています。

工場や現場で働く人々はしばしば「ガソリンとディーゼルの違いはエンジンの音や臭いでわかる」と考えがちですが、クルマに詳しくない人には判断が難しいこともあるため、注意喚起が重要とされています。

ガソリン車に軽油を入れてしまったら?

ガソリン車に誤って軽油を給油してしまった場合の影響と対処法について解説します。

一般的には、燃料の入れ間違いはよくあるトラブルです。

実際、JAFのロードサービスでも「燃料を入れ間違えた」に関する問い合わせが多いとされています。

ガソリン車に軽油が混入すると、エンジンの性能が低下し、最悪の場合はエンジンが停止し走行不能になる恐れがあります。

また、100%軽油の場合は、黒い排気ガスが出るなどの症状が現れ、最悪の場合、車両が発火する危険もあります。

間違えて給油した場合の対処法は以下の通りです。

対処法①走行前の場合

  • エンジンを始動させないこと。
  • ガソリンスタンドのスタッフに燃料を抜き取ってもらう。
  • スタッフが対応できない場合は、保険のロードサービスやJAFに連絡して、整備工場へレッカー移動してもらう。

対処法②走行後の場合

  • 安全を確認し、レスキューを呼ぶ。
  • 任意保険のロードサービスやJAFに連絡し、整備工場までレッカー移動してもらう

誤給油による修理費用

誤給油の被害は車の状態により異なり、燃料タンク洗浄は2~5万円、エンジン内洗浄は5~15万円程度です。

エンジン停止まで至った場合は、燃料系や排気系の完全洗浄や部品交換で最大30万円程度かかる可能性があります。

保険の適用は、加入している保険会社やプランによって異なりますが、一般タイプの保険に加入している場合は、保険が適用されることが多いです。

誤給油した場合は、すぐに保険会社に問い合わせをすることが重要です。

自動車に使用される燃料の種類

自動車に使用される燃料には様々な種類があり、主にレギュラーガソリン、ハイオクガソリン(プレミアムガソリン)、ディーゼル(軽油)があります。

レギュラーガソリン(無鉛ガソリン)

日本で最も一般的な燃料。

一般的な「ガソリン」と言えば、通常はこれを指す。

ハイオクガソリン(プレミアム無鉛ガソリン)

レギュラーガソリンとは異なり、オクタン価が高く、より多くのエネルギーを持つ。

通常、スポーツカーや高排気量車、輸入ガソリンエンジン車で使用される。

レギュラーガソリンより約10~15円/L高価格。

ディーゼル(軽油)

ガソリンと同様、石油から製造されるが、より高温で蒸留された燃料。

高温高圧の環境でエネルギーを効率良く発生させる。

レギュラーガソリンより約20円/L安い(税額が低いため)。

レギュラーとハイオクの主な違いは「オクタン価」にあります。

オクタン価は、ガソリンの「燃えにくさ」を示し、数値が高いほど燃焼時の異常を起こしにくい性質があります。

しかし、ハイオクガソリンのメリットは主にハイオク指定の車でのみ顕著であり、レギュラーガソリン指定の車にハイオクを使用すると、燃費が悪化することがあります。

ガソリンと軽油の入れ間違いを防ぐために まとめ

JAF(日本自動車連盟)が2022年12月に発表した資料によると、軽自動車に誤って軽油を給油するようなケースもあるようです。

そのため、車を貸す際には燃料の種類を正確に伝えることが重要です。

自分が玄人のつもりでも、誤給油を音の違いで見分けるのは難しいと思ってください。

最後までお読みいただきありがとうございました!