春になると、花粉症の季節になるけど。
花粉症の発熱で、38度以上の熱が出ることってあるのかな?
基本的には花粉症で高熱が出ることはないらしいわ。
今回は、花粉症で38度以上の熱が出た時はどうすべきかなど紹介するわね!
花粉症の時期になると、中には発熱する方もいますが、基本的には花粉症では高熱が出る可能性は低く、もしかしたら合併症の疑いもあるかもしれません。
今回は、花粉症で38度以上の熱が出る可能性はあるのかなどご紹介します!
花粉症で38度以上の熱が出ることはある?
まず、結論から言えば、花粉症にかかっただけで、38度以上の高熱が出る可能性は低いです。
花粉症でも発熱する方はいますが、その場合でも微熱であり、38度以上の熱は出ません。
もし、38度以上の熱が出ているようなら、花粉症と併発して、何らかの合併症にかかっている可能性があります。
花粉症の症状の1つでもある鼻水のほかに、38度以上の熱が出る症状が重なった時には、ウイルス感染症を疑ってください。
もしかしたら、花粉症と一緒に、風邪、インフルエンザ、副鼻腔炎、コロナウイルスなどの感染症を併発している可能性もあるので、38度以上の熱が出たら、速やかに医院を受診しましょう。
昔は、花粉症と風邪の違いがわかりづらいとされてきましたが、その一つの見分け方として、38度以上の高熱が出た場合は、花粉症ではなく他の風邪やインフルエンザなどにかかっている可能性が高いです。
また、万が一コロナにかかっている可能性が少しでもある時には、病院内での感染を防ぐ意味でも、事前に連絡をし、病院を直接受診することは控えるようにしてください。
花粉症で発熱が起こるメカニズム
38度以上の熱が出た時には、花粉症ではなく他のウイルス性疾患を疑うべきと書きましたが、そもそも花粉症で発熱するのは、以下の原因が考えられます。
原因を見てみれば、花粉症では38度以上の高熱が出ないメカニズムもわかると思いますので、まずはなぜ発熱するのかの原因を思い当ってみて、しかるべき処置をとってみてください。
発熱の原因①免疫への過剰反応
花粉症自体が免疫の過剰反応と言われていますが、発熱も、花粉の抗原を風邪ウイルスの抗原と身体が間違って判断することで起こる可能性があります。
風邪ウイルスが体内に入ったと脳が判断し、体の免疫力をアップさせるためにと発熱を起こすケースです。
なぜ、発熱するかと言えば、発熱によって体温が上がれば、ウイルスの発生を減らすことができるからです。
ウイルスは約40度で死滅するとされているので、体もそれに近い発熱を促すことで、38度以上の高熱が出る可能性もあります。
元々は花粉症なのですが、体が誤判断をしてしまい、風邪と似た症状が出ることもあり得るんですね。
発熱の原因②鼻炎などの併発
花粉症では本来微熱が出たとしても、38度以上の高熱が出ることはほとんどありません。
それにも関わらず38度以上の高熱が出た場合は、副鼻腔炎などの鼻炎を併発している可能性が高いです。
ある調査によると、花粉症発症者の23%の方に副鼻腔炎の症状が現れているとのことで、花粉症と慢性副鼻腔炎の合併率が高くなっているとの報告もあります。
副鼻腔炎は発熱を伴う症状の1つなので、もし花粉症の症状と見分けがつかない場合は、発熱したら、医院を受診するなどして対処してみてください。
花粉症で38度の熱が出た場合は注意してみて! まとめ
それでは、花粉症では38度以上の熱が出る可能性はあるのかや、発熱するのは合併症の可能性があること、発熱のメカニズムなどご紹介してみました。
本来花粉症で38度の熱が出ることはないので、もし高熱が出た場合は、合併症の恐れがあります。
もし熱が高くなるようなら、早めに医院を受診してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!