1月5日は、語呂合わせで「囲碁の日」だけど…。
囲碁って昔マンガで人気が出たよね。
「ヒカルの碁」は確かに人気が出た気がするわ。
今回は、1月5日の日が囲碁の日になった意味や由来など紹介するわね!
囲碁は約4000年前の中国が起源とされ、宇宙や天体、占いに関する知識としても用いられたとされています。
春秋戦国時代には、戦略や政治のシミュレーションツールとして普及しました。
また、中国古来の教育においては、王や貴族が身につけるべき四芸「琴棋書画」のうちの一つとして囲碁が位置付けられていました。
1月5日は囲碁の日
囲碁の記念日は、1月5日に設定されており、これは「い(1)ご(5)」と読む語呂合わせから来ています。
また、1月15日は「いい碁の日」として親しまれています。
これらは、日本棋院によって提唱されました。
現在、日本棋院には約300人の棋士が所属しており、機関誌「碁ワールド」や「囲碁年鑑」を発行しています。
また、国内外に様々な施設を持ち、囲碁文化の海外普及にも積極的に取り組んでいます。
囲碁の歴史
囲碁の起源は中国にあり、紀元前の春秋戦国時代には政治や戦略のシミュレーションツールとして広く用いられていました。
大宝律令の中で「碁琴」が禁止されなかったことから、古くから知られていたことが分かります。
囲碁が日本に伝わったのは?
囲碁は日本においても貴族や僧侶を中心に親しまれ、次第に武家社会や民間にも広がっていきました。
特に江戸時代には徳川家康によって碁所が設立され、家元制度が整備され、囲碁が国技としての地位を築いていきます。
この時代には御城碁という公式試合が江戸城で行われるようになりました。
幕末から明治、大正、昭和にかけて囲碁はさらに普及し、新聞やテレビでの放映、学校での必修クラブとしての採用など、多くの人々に愛されるゲームとなりました。
現在、囲碁は約4000万人のプレイヤーを持つ国際的な知的スポーツとして位置づけられており、宇宙でプレイされたり、新しい技術と融合して進化を続けています。
囲碁にまつわる慣用表現
囲碁にまつわる慣用表現や成句は、その戦略的かつ哲学的なゲーム性から生まれています。
ここでは、囲碁に関連するいくつかの表現とその意味を説明します。
「傍目八目(おかめはちもく)」
「傍目八目(おかめはちもく)」は、囲碁の対局を第三者が冷静に見ることでより局面を正確に判断できることを表します。
これは、物事を外部の立場から見る方が、当事者より客観的に理解できることを意味します。
「一目置く」
「一目置く」は、相手を一目敬うことを意味し、囲碁で先手を許すことからきています。
これは、相手が自分より一段上と認め、敬意を表す慣用句です。
「駄目」
「駄目」とは、囲碁でどちらの領域ともならない場所のことで、転じて役に立たないものや無駄なものを指します。
「駄目押し」は、囲碁で碁石を置くことから、確実にするための追加行動を意味します。
「八百長」
また、「八百長」は、江戸時代末期に碁を打つ際に相手に都合よく勝負を仕組むことから、不正な勝負をすることを指します。
「布石」と「定石」と「捨て石」
「布石」は対局初期の戦略的石の配置で、先を見越した準備や計画を意味します。
対照的に「定石」は、囲碁で定まった手順を意味し、物事の定められた方法や手順を指します。
「捨て石」は、大きな利益のために一時的に犠牲にする戦略を表し、一部を捨てて全体の利益を得ることを示します。
「死活」と「大局観」
「死活」は、囲碁で石の生き死にを意味し、重大な問題や危機に直面している状況を表します。
「大局観」は、全体的な視点や俯瞰的な判断力を指し、広い視野で物事を見る能力を意味します。
「目算」
「目算」は、囲碁で双方の領域を計算することから、計画や見込みを立てることを指します。
1月5日の囲碁の日にはネット碁もおすすめ! まとめ
日本棋院は、囲碁の日を1月5日に設け、打ち初め式などを通じて囲碁の振興活動を推進しています。
これらの表現は、囲碁がただのゲームでなく、戦略や人生哲学を学ぶ手段として、長い歴史を通じて発展してきたことを物語っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!