クレジットカードが使用できる店で、現金払いをおすすめされるのって…
ちょっと違和感があるよね。
そうなのよ！実は規約違反の可能性もあるらしいわ。
今回は、クレカ使用可の店で現金払いの値引きは違反になるのかなど紹介するわね！
クレジットカードが使用できる店なら、現金払いではなくクレカを薦めて来そうですが、現金払いのみ値引きってよく見かけますよね？
今回は、クレジットカードが使用できる店で現金払いのみ値引きは、違反になるのかなどご紹介します！
クレカ使用可なのに現金払いのみ値引きは違反？
結論から言うと、一般的には、クレジットカード使用が可能な店舗であっても、現金払いに対して値引きを行うことは、クレジットカード会社の規約に違反する可能性があります。
なぜなら、クレジットカード会社が店舗に対して取引手数料を課しているためで、手数料をクレジットカード利用店舗が負担しているからです。
なので、一部の店舗では、クレジットカードの利用に伴う手数料を回避するために、現金払いの場合にのみ値引きを提供するケースもあるんです。
ただ、これは、クレジットカード会社の規約に違反する可能性がありますし、クレジットカード会社によっては、このような取引方法を禁止しているケースもあります。
クレジットカード会社は、取引規約を遵守するよう加盟店に求めているので、基本的には現金払いのみ値引きというのは規約違反の可能性大です。
「現金払いに限り、値引きします」の場合
店にもよりますが、クレジットカード利用における「差別的な取り扱い」を禁止するケースも多く、「現金払いとその他の決済手段で異なる金額を請求する」や「カード利用の拒否」「他の支払い手段への誘導」なども禁止行為に当たるそうです。
「現金払いのみポイントを倍増します」の場合
上記のケースでは違反事例でしたが、現金払いのみポイント倍増などは、差別的な取扱いには該当しません。
なぜかというと、自社独自の会員組織に加入しているお客に対してだけ、ポイントサービスなどを提供しているからで、現金払いを優遇しているわけではなく、あくまで決済方法に応じて顧客にポイントを還元しているだけだからです。
なので、現金払いのみポイントを倍増しますは、規約違反になるかどうかは一概には言えない部分があります。
店員が嫌な顔をしたり文句を言うのも規約違反？
JCBや三井住友カードなどの加盟店規約によると、クレカで支払おうとするお客に対して「現金払いにしてくれませんか？」と薦めることや、クレカ支払いをしようとしたお客に、嫌な顔をしたり文句を言ったりするのも規約違反とされています。
中小企業店の中には、「カード払い面倒くさいな。手数料を取られるから嫌なんだよ。」などダイレクトに文句を言う店員もいるそうですが、もしその対応に嫌な感じを受けたり、腹が立ったりした場合は、レシート情報を元に通報してもOKです。
また、カード払いをしたお客に、カードの手数料を請求するお店は規約違反なので、こちらも被害に遭った時には通報しましょう。
家電量販店はグレーゾーン？
ヤマダ電機やビックカメラなどの家電量販店では、現金客とクレジットカード客でポイントに差をつけることがありますが、これは違反とまでは言えずグレーゾーンです。
つまり、現金客とクレジットカード利用客で請求代金が違う場合は「100％規約違反」となり、現金客とカード客で請求代金は同じでも、ポイントの付与数に差がある場合は「違反になるかどうかはグレーゾーン」となります。
クレカ使用可の店で現金払いのみは規約違反になる まとめ
それでは、クレカ使用可の店で現金払いのみ値引きは、規約違反になるのかどうかなど、ケース別にご紹介してみました。
クレジットカードは、確かにお店側に手数料が発生するので、お店側としては使って欲しくないというのが正直な所かもしれません。
ただ、それなら最初からクレカ使用可にしなければいいわけで、お客がどちらの支払いをしたとしても、文句を言うのは筋違いです。
もし現金払いのみなどのおすすめをされた時には、レシートを元にして通報しても良いそうなので、現金払いの強要は規約違反であると思ってください。
最後までお読みいただきありがとうございました！
