ふと疑問に思ったんだけど、バレンタインの発祥ってどこだろ?
日本が発祥って言われることもあるみたいだけど…
日本のバレンタインは発祥といえば発祥だけど…
今回は、バレンタインの発祥地はイタリアか日本なのかについて解説するわね!
こんにちは。トレトレです。
バレンタインの発祥地はイタリア説と日本説がありますが、どちらも正解と言えるかもしれません。
なぜなら、日本のバレンタインのイベントは日本独自のものだからです。
今回は、バレンタインがイタリア発祥と言われる理由と日本が発祥とされる理由などご紹介します!
バレンタインはイタリア発祥?
バレンタインの発祥はイタリアですが、それは元々の発祥ということで、現在日本で行われているバレンタインとは違うものです。
ローマでは当時の皇帝が兵士たちの士気が下がるとの理由で、兵士たちの婚姻を禁止していました。
ただ、それに反対して兵士たちを次々に結婚させていたのがヴァレンティヌス司祭でした。
当然結婚がばれてしまい、皇帝は直ちにやめるようにと命令を出します。
普通であればそこで止める人も多いですが、ヴァレンティヌス司祭はそれでも兵士たちのためにと結婚させることを止めませんでした。
結果的に、バレンティヌスは刑罰を受けて処刑されますが、その処刑日が2月14日であり、恋人たちの守護聖人として確立されます。
2月14日がバレンタインになったのはお祭りも影響
処刑日が2月14日になったのには、実はあるお祭りも影響しています。
古代ローマでは、家庭と結婚の神様とされている女神・ユノに関する祝日(2月14日)があり、その翌日の2月15日には「ルペルカリア祭」が開かれていました。
当時のローマでは、男女が別々に生活していたため、唯一交流が生まれるのが「ルペルカリア祭」だったんですね。
元々は祭りの間だけの交流でしたが、祭りで結ばれるカップルも多かったと言われています。
そのため、あえて2月14日を選び、恋の祭りであるルペルカリア祭の生贄として、ヴァレンティヌスが選ばれたというわけです。
この伝説が元になってバレンタインは祝日となり、恋人たちの日となって現代に至ります。
現代のイタリアでは、バレンタインに女性からではなく男性からプレゼントを贈ることが多いです。
その意味でも、日本とイタリアのバレンタインは違うと言えそうですね。
日本がバレンタイン発祥説
バレンタインの発祥自体はイタリアであると言って間違いないでしょう。
では、日本がなぜ発祥と言われるかの理由ですが、海外がカードや花束を贈るのに対し、日本ではチョコを贈る習慣が生まれたからです。
バレンタインにチョコを贈る習慣は、昭和11年に、神戸の洋菓子メーカーが外国人向けの英字新聞に「あなたのバレンタインにチョコレートを贈りましょう」という広告コピーを掲載したのが始まりとされます。
1980年代以降になると、本命チョコ以外に義理チョコや友チョコなどの風習も新たに生まれて、現代につながっているんです。
世界各国のバレンタイン事情
イタリアと日本のバレンタイン事情がわかったところで、ほかの国の事情も気になりませんか?
以下に、代表的な海外のバレンタイン事情をご紹介しますね!
アメリカの場合
アメリカの場合、日本とは逆に男性から女性にバレンタインに贈り物をします。
また、バレンタイン当日には恋人や夫婦で、ミュージカルや映画、ディナーなどの食事でお祝いすることが多いようです。
フランスの場合
フランスの場合も、アメリカと同じように男性から女性に贈りものをします。
花やカードの贈り物が定番ですが、とくに愛を示す赤いバラが人気のようです。
恋人や夫婦たちの休日として親しまれていて、当日はカップルや夫婦が一緒に過ごすとの風習があります。
中国の場合
中国のバレンタインはちょっと変わっていて、2月14日以外にも7月7日にバレンタインがあります。
こちらも男性から女性にプレゼントを贈るのが定番で、バラの花が大人気です。
また、中国では贈るバラの花の本数にも意味があり、例えば10本のバラを女性に贈る場合は「絶対の愛を君に捧げたい」との意味になります。
イギリスの場合
イギリスの場合は、恋愛が始まるきっかけとしてバレンタインがあります。
どういうことかというと、思いを寄せる相手にひっそりとカードを贈るんですね。
当日に贈るメッセージカードにはあえて送り主が記載されず、恋愛が成就した後も恋人や夫婦間でメッセージが送られます。
バレンタインの起源はイタリアにあり
それでは、バレンタインの発祥はイタリアか、日本か、また世界のバレンタイン事情などについてご紹介してみました。
バレンタインというとロマンティックなイメージもありますが、元々の起源は悲しい結末からでした。
恋人たちの結婚を後押ししたヴァレンティヌスは、今もバレンタインの守護聖人としてたたえられています。
ぜひ、バレンタインデーには自由に恋愛ができるようになったことを噛みしめ、素敵な祝日にしてみてくださいね。