
歯のホワイトニングって本当に歯が白くなるのかな?
以前テレビで、絵の具みたいなのを塗るシーンがあったけど。

私も見たことあるわ!汚れの上からペイントしちゃうのよね。
今回は、歯のホワイトニング施術について紹介するわ!
歯科医院では、「ホワイトニング」と呼ばれる、歯の表面の汚れを取り除き、専用の薬剤を使用して歯を白くする施術が行われています。
歯の黄ばみや着色が気になるときに、ホワイトニングを受けようか迷った経験がある方も多いのではないでしょうか。
ホワイトニングとは何か?

ホワイトニングとは、その名の通り歯を白くするための施術です。
一般には歯を化学的に漂白するイメージが強いですが、歯の表面の着色を除去することもホワイトニングの一部とされています。
ホワイトニングには、原因に応じて主に2つの方法があります。
クリーニングホワイトニング
1つは、歯の表面に付着した汚れを除去する『クリーニングホワイトニング』です。
ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使って、歯本来の白さを取り戻すことができます。この方法は自宅でも行えます。
漂白ホワイトニング
もう1つは、歯の黄ばみが原因で行う『漂白ホワイトニング』です。
この方法では、歯の象牙質の水分を抜いて漂白し、元の歯の色よりもさらに白くします。
黄ばみは、エナメル質がすり減ることで、内部の象牙質が透けて見えるために起こります。
象牙質には約11%の水分が含まれており、黄ばみはこの水分が濁ることが原因とされています。
漂白には、過酸化水素を主成分とする薬剤が使用され、歯科医院ではライトを併用して効果を高める『オフィスホワイトニング』が行われます。
また、同様の薬剤を使って自宅で行う『ホームホワイトニング』もあります。
神経治療後の歯の黄ばみへの対策
神経の治療を受けた歯には『漂白ホワイトニング』が向いていません。
神経治療後の歯の黄ばみは、内部の循環が悪くなることで象牙質が濃くなり、漂白では効果が期待できません。
この場合、『ウォーキングブリーチ』という内部に薬剤を入れて行う治療が必要です。
差し歯の黄ばみが気になる場合は、新しい差し歯に交換する必要があります。
ホワイトニングを行っても、歯が白く見えない人
ホワイトニングを行っても、歯が白く見える人とそうでない人がいます。
ホワイトニング希望者が来院した際、歯科医が注目するのは歯の色だけではなく、『白目の色』です。
人は、より白い部分に目を引かれるため、歯の白さを際立たせるには、白目よりも歯を白くする必要があります。
逆に、白目よりも歯が白くならなければ、ホワイトニングの効果は目立ちません。
また、ホワイトニング後に歯が元の色に戻るまでには数カ月かかります。
そのため、再びホワイトニングを行うタイミングは、歯が白目よりも黄ばんできたと感じたときです。
繰り返しホワイトニングを行うことで、効果を持続させ、白さを保つことができます。
控えた方がいい飲み物や食べ物

歯の着色は、表面の汚れだけでなく、日常的に摂取する飲食物や嗜好品の色素がエナメル質の表面に付着することが原因です。
これらの飲み物を控えるのが理想的ですが、コーヒーや紅茶は嗜好品であり、ワインは健康に良いとされていますので、生活の質を落とさない範囲で気をつければよいでしょう。
さらに、適切な歯磨き粉を使用したケアや、定期的に歯科医院でクリーニングを行うことで着色を防ぐことが可能です。
ホワイトニングは白目の色で効果が違って見える まとめ
カレーやしょうゆ、ソース、ケチャップなどの調味料に含まれる色素によっても歯が着色することがあります。
また、タバコを吸う方では、ヤニが歯に付着して茶色くなるケースもよく見られます。
最後までお読みいただきありがとうございました!