
7月20日はビリヤードの日だね!
僕は昔児童館でビリヤードの遊びをしたよ。

私の場合、当時は子供だからルールを知らなかったのよ。
今回は、7月20日がビリヤードの日になった由来など紹介するわ!
1955年のこの日、ビリヤード場が風俗営業法の規制対象から外れることが国会で決まりました。
これは、衆議院議員・眞鍋儀十の尽力によるもので、彼は「ビリヤードの父」と称されています。
7月20日はビリヤードの日

ビリヤードは身近なスポーツであり、映画やドラマにも登場する人気のある遊びです。
趣味や競技として楽しんでいる方も多いでしょう。
ここでは、ビリヤードの起源と発展について詳しく見てみましょう。
ビリヤードの由来
ビリヤードの正確な由来は不明ですが、古代ギリシャで「地面に丸い石を棒で突く競技」が行われていたことが紀元前400年頃に記録されています。
これがビリヤードの原型とも考えられています。
中世ヨーロッパでの発展
ビリヤードは十字軍遠征を経てヨーロッパに伝わり、屋外で行われていた玉突き競技が室内で行われるようになりました。
14~15世紀頃には、ヨーロッパの宮廷で流行し、ルイ14世やルイ16世も楽しんでいたと言われています。
アメリカでの流行
1560年頃にはビリヤードがアメリカに伝わり、その後イギリスで発展したポケットビリヤードが1850年代にアメリカで大流行しました。
ワシントンやリンカーンなど歴代の大統領もビリヤードを楽しんでいたと言われています。
日本への伝来
ビリヤードが日本に伝わったのは江戸時代で、オランダ人によって長崎の出島に持ち込まれました。
大正時代に一般にも広まり、昭和時代には全国に約2万軒のビリヤード場がありました。
戦後、風俗営業法の規制から外れることで再び広まりました。
長崎の出島貿易と文化の交流
鎖国期の出島では、日本と世界の歴史が大きく変わりました。
長崎の伝統料理には当時の貿易で輸入された砂糖が影響しています。
出島での貿易最盛期には、ジャワ島の砂糖が大量に輸入され、長崎の料理が少し甘めなのはその名残です。
オランダ人が伝えた遊び
出島のオランダ人が楽しんでいたビリヤードやバドミントンは、日本にも伝わりました。
1790年代末にビリヤードが紹介され、通詞たちが練習し、指先の器用な日本人がすぐに上達しました。
また、バドミントンも「紅毛羽子板」として広まりました。
薬草園跡の庭園内には、バドミントン発祥の記念碑が建てられています。
ビリヤードの球【色と数字の豆知識】

ビリヤードを楽しむ方ならご存知かもしれませんが、ビリヤードの球にはそれぞれ数字が書かれており、色が付けられています。
「球の色」と「その数字」は基本的に決まっているのです。
今回は一般的なポケット・ビリヤード(プール・ビリヤード)での「球の色と番号の関係」についてご紹介します。
大会で使用される球の色と番号
ポケット・ビリヤード(プール・ビリヤード)の大会で使われる球の色と数字は以下の通りです。
- 1番・・・黄色
- 2番・・・青
- 3番・・・赤
- 4番・・・紫(ピンク)
- 5番・・・オレンジ
- 6番・・・緑
- 7番・・・茶(えんじ)
- 8番・・・黒
- 9番・・・黄色帯
- 10番・・・青帯
- 11番・・・赤帯
- 12番・・・紫(ピンク)帯
- 13番・・・オレンジ帯
- 14番・・・緑帯
- 15番・・・深紅帯
- 手玉・・・白
9~14番は帯の色が1~7番と同じなので覚える時に注意が必要ですが、基本的には8番を境に同じ色の順番が続きます。
8番と15番はそれぞれ固有の色です。
企業やスポーツチームのロゴが入ったものや、模様が付いたもの、ブラックライト仕様のものも存在します。
個人所有のビリヤード台やレクリエーション施設などでは、こうしたユニークな球が使用されることもあります。
また、ポケット・ビリヤード以外のゲーム(例:ロシアン・ピラミッド、カイサ、バンパープール)では全く異なる色の組み合わせが使われます。
しかし、ポケット・ビリヤードの大会では上記の色の球が使用されるため、基本的な色の球を覚えておくことが重要です。
球に色が付けられている理由
ビリヤードのプレー中は球が激しく動き回ります。
色と番号の関係がわかっていれば、何番の球がどこにあるか一目で分かります。
ビリヤードでは「球に書かれた数字の順にポケットに入れていく」ため、球の色と数字の関係を理解しておくと、ゲームがスムーズに進行します。
記念日にはビリヤードをプレイしてみよう! まとめ
ビリヤードは古くからの歴史を持ち、世界中で親しまれているスポーツです。
日本にも長い歴史があり、出島貿易を通じて多くの文化が伝わりました。
ビリヤードの楽しさとその歴史を知ることで、さらにこのスポーツを楽しめるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!