
てるてる坊主って可愛いよね。
でも、由来は怖いって本当?

それが本当に怖い由来なのよ。
今回は、てるてる坊主の怖い由来とやってはいけないことを紹介するわ!
「明日は晴れますように」と願いを込めて吊るされたてるてる坊主を見て、心が和む人も多いでしょう。
しかし、この可愛らしいお守りに恐ろしい逸話があることをご存知でしょうか?
今回は、てるてる坊主がなぜ怖いといわれるのか、その理由を説明します。
てるてる坊主の怖い由来

てるてる坊主は、晴天を願うためのおまじないの一つです。
その起源にはいくつかの説がありますが、中国の「掃晴娘(さおちんにゃん)」がルーツとされています。
また、日本には、雨続きに困った殿様が、お経を唱えて晴れにすることができるお坊さんに頼んだという昔話もあります。
この話には、後に続く恐ろしいエピソードがあります。
てるてる坊主が怖いといわれる理由
日本の昔話では、殿様がお坊さんにお経を唱えさせましたが、雨は一向に止みませんでした。
すると翌日には雨が止み、晴天になったといいます。
この生首を吊るすという発想が恐ろしいものですが、この話は童謡「てるてる坊主」にも反映されています。
誰もが知っている「てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ」というフレーズ。
この童謡の3番には「それでも曇って泣いたなら そなたの首をチョンと切るぞ」という歌詞が続きます。
明らかに上の昔話を元にしていることがわかります。
てるてる坊主が怖がられる理由
てるてる坊主は、童謡の3番の歌詞にあるように、首を切るという残酷な内容が含まれているため、怖がられることが多いです。
ただし、削除された幻の1番には「もしも曇って 泣いてたら 空をながめて みんな泣こう」という優しい歌詞がありましたが、なぜか現行の3番が残っています。
てるてる坊主でやってはいけないルール

てるてる坊主を飾る際には、以下の3つのルールを守るとされています。
- 逆さに吊るす・黒い布や紙で作る:逆さ吊りや黒い布は、晴天を願うのではなく雨をもたらすとされています。頭が重くならないように工夫して飾りましょう。
- 顔を書く:飾る時は顔を描かず、願いが叶ったら顔を描く方がよいとされています。子どもと作る場合は、このルールを話し合って決めると良いでしょう。
- 役目が終わったてるてる坊主を川に流す:昔は川に流して供養していましたが、環境問題の観点から、現在は地域の分別ルールに従って処分しましょう。
てるてる坊主が逆さまにならない飾り方と作り方
ここでは、てるてる坊主の作り方をご紹介します!
必要な材料
- ティッシュペーパー2~3枚
- 輪ゴム1本
- リボンやモール
- マスキングテープ
- 麻ひも
- ペン(顔を描く場合)
作り方
- 基本の形を作る
- ティッシュ1~2枚を丸めて中心に置き、もう1枚のティッシュで包みます。
- 輪ゴムを使って首の部分を留め、頭をふんわりと形作ります。
- 首元を飾る
- リボンやモールを使って首元を蝶結びにします。リボン結びが難しい場合は、大人に手伝ってもらいましょう。
- 顔を描く
- ペンを使って顔を描きます。このとき、子どもと一緒に楽しんで描くと良いでしょう。
- 吊るす準備
- 麻ひもを頭の頂点にマスキングテープで固定します。
- 飾り付け
- 窓際に飾って完成です。カーテンレールなど高い場所に吊るす場合は、大人に頼んでください。
これで、てるてる坊主が完成です!
明日の天気が晴れるように祈りを込めて飾ってみましょう。
てるてる坊主は実は怖い意味があった まとめ
てるてる坊主について詳しく解説しました。
雨の季節に晴れを待ち望む気持ちを込めて、てるてる坊主を作ってみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました!