7月6日はサラダ記念日だね!
俵万智さんの作品は、当時としても斬新だったなぁ。
サラダ記念日と言えば、有名なフレーズもあるわよね。
今回は、7月6日がサラダ記念日になった理由など紹介するわ!
7月6日は「サラダ記念日」です。
1987年に俵万智氏の第一歌集『サラダ記念日』が発売され、ベストセラーとなりました。
サラダ記念日(7月6日 記念日)
“「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日”
これは1987年に俵万智氏が発表した第一歌集『サラダ記念日』に収録されている一首です。
表題の「サラダ記念日」のほか、「八月の朝」など434首が収録されています。
この歌集は短歌ブームを引き起こし、「記念日」という言葉を一般に広めました。
現代短歌の先駆けとなり、多くの若手歌人に影響を与えました。
この日は、スーパーマーケットやドレッシングメーカーなどがPRに活用しています。
また、関連する記念日として、3月1日の「マヨネーズの日」、8月24日の「ドレッシングの日」、8月31日の「野菜の日」があります。
特に、ドレッシングの日は野菜の日の1週間前に設定されています。
時代を映す短歌
〈ハンバーガーショップの席を立ち上がるように男を捨ててしまおう〉 〈「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日〉
『サラダ記念日』が発売された1987年は、電電公社が民営のNTTになり、朝シャンがブームになった年でした。
この歌集は、1987年の新語部門・表現賞にも選ばれました。
〈「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ〉
この歌集には、恋愛の喜びや日常の細部を見つめた短歌が多く含まれています。
口語短歌
俵万智さんは『サラダ記念日』で鮮烈なデビューを果たし、その後も『かぜのてのひら』『チョコレート革命』などを出版しています。
最新の歌集は『オレがマリオ』です。
〈のぼり坂のペダルを踏みつつ子は叫ぶ「まっすぐ?」、そうだ、どんどんのぼれ〉
このような歌は「口語短歌」と呼ばれます。
口語短歌は明治時代に提唱され、書き言葉と話し言葉を統一する運動の一環で生まれました。
歌人・俵万智氏が明かす『サラダ記念日』の秘密
歌人の俵万智さん(55)が、12日に放送されたTBS系「サタデープラス」(土曜・前8時)にVTR出演し、1987年にベストセラーとなった歌集『サラダ記念日』には実は2つの“ウソ”が含まれていることを明かしました。
『サラダ記念日』は、「『この味がいいね』と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日」などの短歌で、当時の女性の恋愛や生活を描き、発売から半年で200万部を超えるベストセラーとなりました。
同年の流行語大賞にも選ばれ、ドラマ化もされました。
驚きの告白
しかし、この短歌には2つのウソがあると俵さんは言います。
最大のウソは「サラダではなかった」という事実です。
俵さんは、「サラダではなく、実は鶏の唐揚げカレー味でした」と告白しました。
その時に「受けた! じゃあ、今日は記念日だな」と思い、その体験を短歌にしました。
なぜ鶏の唐揚げがサラダに変わったのかについて、俵さんは「鶏の唐揚げではヘビー過ぎるし、フランス料理のメインディッシュがおいしいのは当然。サラダのようなサブメニューが美味しいことに意味がある」と語り、ささやかなものをおいしいと言ってくれたことを記念日にしたかったと説明しました。
日付の秘密
さらに、7月6日という日付も実は異なるのだそうです。
「サラダ記念日を何月何日にするか考えた際、サラダが美味しい季節は初夏だと思ったため、“しちがつ”と“サラダ”の響きがさわやかなので7月6日に決めました。7月7日の七夕だと恋人のイベントになってしまうので、あえて何でもない日が記念日になることに意味があると思いました」と語りました。
サラダ記念日が生まれた理由は意外だった まとめ
7月6日は「サラダ記念日」です。
1987年、当時注目の新人歌人であった俵万智氏の第一歌集『サラダ記念日』が発売され、同作は大ヒットとなりました。
斬新な短歌ですが、ぜひ素敵なフレーズを楽しんでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!