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エアコンで咳や鼻水がでる原因は？アレルギー性鼻炎との関係

エアコンで咳や鼻水がでる原因は？アレルギー性鼻炎との関係 オールシーズン

エアコンを使ったら、咳や鼻水が出る人多いんだって。

でも、原因はなんだろ？

エアコンのカビなど原因はいくつかあるわ。

今回は、エアコンで咳や鼻水が出る原因を紹介するわね！

気温が上がり、自宅や職場でエアコンを使う人が増えています。

しかし、エアコンを使った後に咳や鼻水の症状が出る人もいます。

SNSでは、「エアコンをつけると咳が出る」「鼻水が止まらない」「エアコンで夏風邪をひいたかも」といった投稿が見受けられます。

エアコン使用後の症状の原因

エアコン使用後に咳や鼻水が出る原因としては、以下の3つが考えられます。

1.カビやほこりによる直接刺激

エアコン内部は湿気がこもりやすく、カビやほこりがたまりやすい環境です。

掃除が不十分なエアコンでは、内部にカビが生えたり、ほこりがたまっていることがあります。

エアコンを使うと、これらが空気中に放出され、それを吸い込むことで気道が刺激され、咳や鼻水が引き起こされます。

気管支ぜんそくの人は、ほこりに含まれるダニのふんや死骸によってぜんそくの発作が出ることもあります。

2.湿度や温度などの環境要因

エアコンが作動すると室内の空気が乾燥しやすくなり、鼻や喉の粘膜を刺激して咳や鼻水の原因となります。

また、急激な温度変化は鼻の粘膜に刺激を与えるため、鼻水が出やすくなります。

例えば、寒暖差アレルギーという言葉がありますが、これは正確にはアレルギーではなく、冷たい刺激による神経反射で生じる鼻水で、血管運動性鼻炎と呼ばれます。

3.アレルギー反応（特に夏型過敏性肺炎）

エアコンから放出されるカビがアレルギー性の肺炎を引き起こすことがあります。

夏型過敏性肺炎は、トリコスポロンというカビに対するアレルギー性肺炎で、肺にトリコスポロンが入り込み、それに対する免疫反応が過剰に起こることで発症します。

夏型過敏性肺炎の症状には、咳や息切れ、発熱があります。

ただし、トリコスポロンを吸い込んだからといって必ず発症するわけではなく、体質や長期間カビにさらされるなどの条件が揃った場合に発症します。

    アレルギー性鼻炎の症状と原因

    アレルギー性鼻炎は、アレルゲンが鼻の粘膜から体内に侵入することで起こる疾患です。

    通年性アレルギー性鼻炎と季節性アレルギー性鼻炎の2種類があります。

    アレルギー性鼻炎の主な症状

    • 発作的な連続くしゃみ
    • 透明でさらさらした鼻水
    • 鼻づまり

    その他にも、目のかゆみや充血、皮膚のかゆみなどの症状が現れることがあります。

    アレルギー性鼻炎の影響と対策

    アレルギー性鼻炎は集中力を妨げ、生産性を低下させることが知られています。

    原因としては、カビやダニの死骸・ふんが挙げられます。

    エアコン内部にカビが生えると、運転時に空気中に胞子や菌糸が飛散し、アレルギー性鼻炎の原因となります。

    カビ対策

    • 使用後に送風運転や暖房を1～2時間つけてエアコン内部を乾燥させる
    • エアコンの使い始めは窓を開けて換気を行う
    • 定期的にフィルターや吹き出し口を掃除する

    ダニ対策

    • こまめに掃除機をかける
    • ダニの繁殖しやすい場所を重点的に掃除する

    エアコン使用による症状の対処法

    エアコン使用後に咳や鼻水の症状が出る場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。

    薬を使わずに自然に治ることはあるのでしょうか。

    基本的には、次の対策を試してみてください。

    1. エアコンの掃除 エアコンのフィルターを定期的に掃除することが大切です。これにより、カビやほこりの放出を防ぐことができます。
    2. 室内の湿度管理 室内の湿度を適切に保つことが重要です。エアコンの使用で室内が乾燥しすぎることがありますので、適宜換気をしたり、使用時間を調整することで乾燥を防ぎましょう。
    3. 症状が数日続く場合は受診 軽度の症状であれば、上記の対策で自然に治ることもあります。しかし、数日経っても症状が続く場合や悪化する場合は、医療機関を受診することをお勧めします。特にぜんそくや夏型過敏性肺炎の可能性がある場合は、適切な診断と治療が必要です。

    症状を放置するとどうなる？

    主に以下の3つのリスクが考えられます。

    1. 症状の悪化 初期の軽い症状が悪化し、慢性的な咳や鼻水に発展する可能性があります。特にカビやほこりによる刺激が続く場合、気道や鼻腔の炎症が進行しやすくなります。
    2. 夏型過敏性肺炎の進行 夏型過敏性肺炎の初期症状を見逃すと、病気が進行する可能性があります。放置すると肺の組織が線維化し、慢性的な症状へと進行することがあります。重症化すると呼吸困難や肺機能の低下を引き起こすこともあります。
    3. 他の呼吸器疾患を発症するリスク 気管支ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患（COPD）などの呼吸器疾患を持つ人は、症状悪化の原因を放置していると他の呼吸器疾患を引き起こす可能性があります。エアコンの掃除や室内の湿度管理などの環境整備は重要です。

    オフィスのエアコン使用後に症状が出る可能性

    次の理由から、オフィスのエアコン使用後にも症状が出ることがあります。

    1. 多くの人が利用 オフィスは多くの人が利用するため、エアコンのフィルターや内部にカビやほこりがたまりやすいです。これにより、アレルゲンが増えやすい環境になることがあります。
    2. 定期的なメンテナンスが不十分 家庭用エアコンに比べて、オフィスのエアコンは定期的なメンテナンスが行われていない場合があります。汚れやカビが長期間放置されていることもあります。
    3. 空調管理の難しさ オフィスでは、個々の快適な温度や湿度に対応することが難しく、一部の人にとって不快な環境になることがあります。乾燥や温度変化に敏感な人は、これにより咳や鼻水などの症状が出ることがあります。

    エアコンで咳や鼻水が出たら要注意 まとめ

    エアコン使用後に咳や鼻水が出る原因と対処方法、そして放置した場合のリスクについて解説しました。

    夏にエアコンを快適に安全に使うために、これらの知識を活用してみてはいかがでしょうか。

    最後までお読みいただきありがとうございました！