薬の保管場所って難しいよね。
湿布とかは直射日光がダメだし…。
薬の多くは冷暗所が良いと書かれてるわ。
今回は、薬の保管場所のおすすめを紹介するわね!
「カプセル」「錠剤」「粉薬」「シロップ」など、薬には様々な形状があります。
取扱説明書には「涼しい場所で保管すること」などの指示が書かれていることが多いですが、具体的にどの程度の温度で保管すればよいのか、迷うこともあります。
薬はどのような場所で保管すれば良いのでしょうか。
冷蔵庫保存はおすすめできない
薬を家に持ち帰った後、どのように保管していますか?
食品のように、薬も冷蔵庫に入れれば長持ちすると考えている方もいるかもしれません。
このような誤解を避けるためにも、薬の正しい保管方法を確認しましょう。
保管の基本1:高温・多湿・直射日光を避ける
薬は光や温度、湿度によって効能が低下することが多いため、特に指示がない場合は、湿気や直射日光、高温を避けて室内で保管しましょう。
- 容器のふたや栓をしっかり閉める
- 直射日光が当たらない場所に置く
- 暖房器具の近くに置かない
- 車内に長時間放置しない
保管の基本2:冷所保存の指示がある場合
冷所保存の指示がある薬(シロップ剤、目薬、坐薬、未開封のインスリンなど)は、冷蔵庫で保管しますが、凍らせないように注意しましょう。
その他の指示があれば、それに従ってください。
保管の基本3:薬とその他のものを区別して保管する
食品、殺虫剤、防虫剤などと一緒に保管すると、間違って飲んでしまう危険があります。
薬だけを保管する場所(救急箱や薬置き場)を決めましょう。
また、薬は個人ごとに分けて保管することで、誤飲を防ぎやすくなります。
保管の基本4:容器を入れ替えない
薬の容器を他のものに入れ替えると、中身や使い方がわからなくなることがあります。
誤用を避けるために、元の容器のまま保管しましょう。
保管の基本5:古い薬は捨てる
薬には使用期限があります。
期限を過ぎた薬は捨てましょう。
期限内でも見た目や味が変わった場合は使用を控えてください。
余った場合は薬剤師に相談してください。
一般用医薬品(OTC医薬品)は箱やラベルに使用期限が書かれていますが、開封後は早めに使いましょう。
保管の基本6:子どもの手の届かない場所に保管する
子どもは何でも口に入れたがります。
手の届かない場所に保管し、誤飲を防ぎましょう。
子どもの誤飲事故の約17%が医薬品・医薬部外品によるものという報告があります*。
薬ごとに正しい保管方法は異なる?
薬ごとに適した保管方法が異なるため、薬剤師の説明をよく聞いてください。
基本的には室温で、直射日光が当たらない湿気の少ない場所が良いとされますが、冷蔵保存が必要な薬や遮光保存が適している薬もあります。
保管方法を間違えた場合、薬の効能に悪影響がありますか。
たとえ未開封でも、光や気温・湿度によっては薬の効能が損なわれる可能性があります。
正しい効果を得るためには、保管場所に気を付ける必要があります。
室内で薬を保管する場合、適した場所はどこですか。
特別な指示がなければ、『高温多湿・直射日光を避けて室内で保管』を守ってください。
夏は湿度が高くなることが多いため、乾燥剤と一緒に密閉できる瓶などに入れて保管すると良いです。
室温は1度から30度程度、冷所保存は1度から15度の場所を指します。
冷蔵庫の冷気が直接当たらないエリアが適しています。
また、薬だけを保管する場所を作ると安心です。
薬の保管場所は種類による まとめ
薬にも適切な保管場所と使用期限があります。
食べ物と同様に、薬も正しい保管方法を守らないと本来の効果を発揮できなくなる可能性があります。
処方薬も市販薬も、それぞれの保管方法をしっかりと確認し、適切に保管しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!